
【ツリーベンチ】
SIZE:W88.5×D46.5×H93.5×SH64.5(cm)
木の大きさや形からデザインを発想していく中で生まれた、木そのものをモチーフにした家具です。「ほかにはない、使って楽しい家具つくりたい」という想いで、こうした家具を作っています。それと同時に、「ほぞ」「留」など伝統的な技術を使いながら、生活の中で気持ちよく使ってもらうため、使い心地を計算しながら作っています。


- 質問1大川の匠※である西田さんは、どんな家具を作られていますか。
- 西田さん
- どこにもないような見て楽しめる創作家具を作っています。家具一つで部屋の雰囲気が変わるので、その家具があることで毎日が楽しく生活できるような家具を作りたいと思っています。発想の源は材料(木)で、その木をどう加工すれば一番活きるかを考えて、作る家具を決めていきます。また自分はあくまで家具職人なので、「用の美」が備わっている家具である、ということは外せません。伝統的な技法を用いながら、頑丈で使い勝手の良い家具を作るよう、心掛けています。※大川の匠:卓越した技能と見識等を有する職人を認定し、顕彰する大川市の制度。
数多くの職人がいる大川市において、わずか8人しか認定されていない。 - 質問2最初に「ネコ家具」を作ると聞いた時の感想は。
- 西田さん
- 最初はただ小さく作ればいいのかなと思いました。しかし使い手(ネコ)の事を想像していく内に、人間用のベンチの比率より高い所に座面がある作りにしようと考えました。ネコは高く飛ぶことができますし、上から見下ろすのも気持ちいいだろうと考えました。今まで犬しか飼ったことがないので、ネコがどう思うかは使ってもらうまでわかりませんが(笑)。





- 質問3ネコ家具製作のこだわりポイントは。
- 西田さん
- この家具だから特別ということはありませんが、簡単には壊れないしっかりしたものを作りたいというのはあります。ですから釘やダボは一切使わず、伝統的な「ほぞ組み」を使って組み立てています。木の性質を活かした伝統的な組み方で、丈夫で長持ちする家具に仕上がっています。またこだわりとして、背もたれのラインが、座面のカーブしたラインに合うように作っています。まっすぐなラインなら機械でもできますが、手仕事でしか出せない自然な表情が出ていると思います。


- 質問4今後の展望についてどのようにお考えですか。
- 西田さん
- 常にお客さんを驚かすインパクトのある家具を作っていきたいと思っています。私の家具を楽しみに来られるお客さんを喜ばせたいですからね。たくさん悩み、考え続けて新しいアイデアを生んでいきたいです。また自分が使い手になってみて考えると「子の代、孫の代まで使える家具」であって欲しいと思います。「この家具はおじいちゃんも使ってたんだよ」って言ってもらいたいですからね。ですからこれからも伝統的な技法を活かして、修理がいらない長持ちする家具を作っていきたいです。




