【Raffine Bed for cat】
SIZE:W60×L75×H28(cm)
ベッドは一日の疲れを癒す場所だから、総無垢仕様でやさしい天然素材のベッドフレームを作りました。無垢のおおらかな木目が、リラックスした空間を演出。ヘッドの桟には、メガネや本など、お休み前のアイテムを置けるスペースが。スノコは通気性のよい桐材で、湿気が溜まりがちなベッド下を清潔に保ち、爽やかな香りで睡眠をサポートします。
- 質問1立野木材工芸はどんな会社でしょうか。作られている家具の特徴など。
- 立野社長
- 「使えば使うほど家族の景色になる家具」をコンセプトに天然木を使った家具を作っています。よく触れるところに艶がでてきたり、日差しを浴びて風合いが深まったり、家族と一緒に年を重ねていけるのが木製品の醍醐味です。その家具を使っていただくことでご家族の暮らしもより豊かに、木製品のように深まっていくことを願って、真心込めたものづくりに励んでいます。
- 質問2最初に「ネコ家具」を作ると聞いた時の率直な感想は。
- 立野社長
- 何?ネコ?!が率直な感想です。今まで作ったことがないので、どうやって作るの?からスタートしました。でも「やったことない。」というのはモチベーションになりますし、職人は決して「できない。」とは言わず、どうやったらできるかを考える人たちなので、良いものができる自信はありました。
- 質問3ネコ家具制作のこだわりポイントは。
- 立野社長
- 本来は板の厚み27mmが規格サイズなのですが、この縮小サイズでもデザイン性を保つため15mmの厚さに調整しています。薄い板は強度が出にくく反りやすいので、その点に注意しています。またこのサイズに合う金具もないため、木組みで代用しています。木の削り出しから、圧着、研磨、組み立てに至るまで、人間用の家具と同様にそれぞれのプロが担当し手作業で制作しています。
- 質問4今後の展望についてどのようにお考えですか。
- 立野社長
- ライフスタイルは変化していきますが、お客さまの「あったらいいな。」に応えながら、暮らしを豊かにしてくれる木の家具を作り続けていきたいと思います。また他産地を参考にしていい部分を研究したり、外部のデザイナーとコラボレーションしたりと、新しい試みにも積極的に挑戦していきたいです。機械化していく部分もありますが、手作業は無くならないし、無くしてはいけないと思っています。木目などの「木を読む力」にも長年の経験が必要です。ベテランから若手までが一丸となり、木に馳せる思いと技術を受け継いでいきたいと思います。