
【Banard 2Pソファ】
SIZE:W70×D41×H35×SH20(cm)
全体のフォルムの美しさ、特に流麗な肘掛けが特徴のソファ。北欧のデザインと哲学を取り入れ、リラックスできる掛け心地にしました。座面は、クッションと家具本体の両方に弾力性をだす構造で気持ちのいい座り心地になっています。カバーリングやパーツを交換すれば長年に渡って使っていただけ、使い込む程にアンティーク感も味わえるソファです。


- 質問1ナカヤマ木工はどんな会社でしょうか。作られている家具の特徴など。
- 中山代表
- 100年使われてアンティークになっていくような、代々受け継がれていくような、長く使える家具を目指しています。昔ながらの木材の使い方で家具を作っているので、使っていくうちにあめ色に変化していく木の風合いを楽しんでほしいです。デザインも製作も自分でしているのですが、見た目はもちろん、使い心地や強度のことも考えながら職人目線でデザインをしています。
- 質問2最初に「ネコ家具」を作ると聞いた時の感想は。
- 中山代表
- 最初は、「ネコの家具…?」みたいな感じで。なんとなくネコが今人気なのは感じていましたが…。小さく作るというのはやったことがなかったんですけど、せっかくの機会ですし、チャンスをもらえているのだろうなと思いました。頼まれたことはできるだけ断らずに、家具に関してはチャレンジしていかないといけないなと思っているので。でも基本的にやることは人間用と同じなので、いつもどおり設計図をおこして、尺棒を作ってネコ家具の製作に取り組みました。※尺棒:製作する家具の各パーツの原寸の長さを、一本の棒にまとめて書き込んだもの。
この一本が、図面の代わりとなる。





- 質問3ネコ家具製作のこだわりポイントは。
- 中山代表
- もともとこの家具は、昔の北欧の家具を参考にしつつ私なりにデザインしています。ネコ家具にするときは、単純に縮小すると強度が弱まってしまうので、見た目の美しさを考えながら縮小具合を細かく調整しました。また、肘置きのカーブ部分など機械が使えない部分は、棒にやすりを巻いたものを使ったり、工夫して作業しています。ちょっとしたエッジの取り方など、図面にはないディテールで家具の表情が変わってくるので、経験にもとづく作り手としての感覚で最後は現場で作りあげました。


- 質問4今後の展望についてどのようにお考えですか。
- 中山代表
- 大川のモノづくりをもっとたくさんの人に知ってもらって、使ってもらいたいです。そして、海外からも家具を買いに来てくれるようになるのが一番の夢です。家具屋さんって一生でそう何度もいく場所ではないと思うのですが、だからこそお店でお客さんの喜びの声や要望を聞きながら、一目で気に入ってもらえる家具を作っていきたいです。




