職人MADE 大川家具 by 大川市

家具工房西田

ツリーベンチ

【tokoベッド】

SIZE:W60.5×L80.5×H19.5(cm)

桐の特性を活かした、夏は涼しく、冬は温かなベッド。総桐の床板の中にサーモウールを閉じ込めることで、桐と羊毛が二重になり断熱効果が増したり、桐自体の調湿効果が助長されてさらっとした肌触りになったりと、睡眠のための快適な環境を作り出すベッドです。桐は防虫効果や防湿効果も高く、ダニを近づかせず、カビの発生も防いで健やかな眠りを守ります。釘を一切使わず全てほぞで組んでいるので100年以上長持ちします。

家具工房西田 西田さん ネコ
質問1桐里工房はどんな会社でしょうか?作られている家具の特徴など。
稗田さん
なるべく機械は使わず、手仕事で仕上げるということを大切にしています。どうしても機械を使うと、早くはなるけれども粗くなってしまいますから。また「一人一品製作」という形で、一人の職人が最初から最後まで責任をもって手作りで仕上げるというのが桐里工房のスタイルです。桐のいいところは、「更生」といって使い古した家具を洗い直したり削り直したりすることで新品同様によみがえらせることができるところです。傷つきやすく汚れやすいという難点もある桐なので、その性質をよく理解して家具を作り、再生しています。桐は大川市の市木でもあるので、私たちにとって馴染みがあり、大切な木だと思って使っています。
質問2最初に「ネコ家具」を作ると聞いた時の率直な感想は。
稗田さん
数年前、桐のテーブルを買われたお客さんから飼っているネコがその上でくつろいでいると聞いて、桐はネコとの相性がいいのではないかと思っていました。ネコ用の家具ではなく、技術を見せるために人間の家具をそのまま小さくするという企画は面白いと思います。だいたい小さな家具を作るときには模型みたいに簡略化した作り方をしますが、ネコ家具の場合は本物と全く同じですので。それだけ手を入れたということは、愛着も感じますしね。作ってよかったなという印象です。
ネコ
ネコ家具制作 削る前(右)と削った後(左)です。 ネコ
質問3ネコ家具製作のこだわりポイントは。
稗田さん
うちは「一人一品製作」なのでネコ家具も若手の職人が最後まで一人で仕上げており、私は匠※として細部の指示をしています。tokoベッドは家具全体の曲面がなめらかにつながっていくデザインなので、全面どこから見てもきれいに見えるように曲がり具合を調整するように話しました。ほぞもしっかり組んでいますし、作る工程は人間用とほとんど一緒で、むしろちょっと手間がいるくらいでした。人間の家具用の道具しかないので小さなパーツを作るのは難しかったと思いますが、ものづくりの技術は経験することで磨かれるものですからね。桐里工房では熟練の職人も一年目の職人も同じ工房内で働いていて、新米の職人は先輩職人の技術を間近で見ながら道具の使い方などを自分なりに工夫して、毎日のものづくりの現場で技を受け継いでいくんですよ。
※大川の匠:卓越した技能と見識等を有する職人を認定し、顕彰する大川市の制度。
数多くの職人がいる大川市において、わずか8人しか認定されていない。
ネコ家具制作 背もたれと座面のカーブが合ってる!
質問4今後の展望についてどのようにお考えですか。
稗田さん
もっと職人さんを育てて行きたいと考えています。桐里工房はいわば「職人道場」みたいになって、工房を継いでくれなくてもいいので大川の職人をどんどん育てていきたいです。そのために、技を全て公開してその人に教えるようにしています。「職人のまち大川」と言われるような魅力あふれる大川になるためにも、大川市全体が職人育成を考える必要があると思います。
ネコ家具制作
ネコ家具 ベンチ
SIZE:W60.5×L80.5×H19.5(cm)
ネコ家具 ベンチ ネコ
家具工房西田

ネコベンチについてのお問合せはこちらまで

桐里工房

福岡県大川市大字榎津74-3

tel:0944-86-3938

HP:https://www.kirikoubou.com/

その他の家具をチェック!【CLICK】